Article: 奈良、お茶の源流をたずねて
奈良、お茶の源流をたずねて
先日ご紹介した東京国立博物館の「弘法大師生誕1250年特別展「空海と真言の名宝」ですが、実は空海も大陸より「茶」を持ち帰っておられます。
奈良「佛隆寺」。
ここは女人高野「室生寺」の末寺で、その昔は毎日室生寺からお勤めに通われたお寺です。空海の高弟の「堅恵(けんね」が創建した言われ、空海から受け取った茶を植えた「大和茶発祥の地」ともいわれています。
その茶園は、いまは山奥にある為、株分けされた茶樹が境内にあり、空海から譲り受けたとされる石臼があります。(なぜこの時代に石臼が?と茶に詳しい方は思われると思いますが諸説あります)
ご本尊は伝聖徳太子作の観音像や堅恵の入滅した石室、長い石段や桜や曼殊沙華も有名です。

上野にご縁のある(東京芸術大学の創設に尽力した)アーネスト・フェノロサも「奈良は東洋の美術館」と言われたと聞きましたが、京都とも違う、わびさびのような空気感、自然の中で静かに佇む趣きがなんとも言えない日本の原風景を感じます。
大人になった今こそ、「奈良」の良さが心に沁みてくる気が致します。
悠久の時間に思いをはせて、お茶を一杯飲みたいですね。

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